三日月はづきと予知霊ミカがお送りいたします。
カルマについて質問をいただくことが多いのですが、今回は病気のカルマについてです。
まずはカルマとはそもそも何かについてから解説していきましょう。
そもそもカルマとは何か?
カルマとは仏教用語で、「自分の成した行いは自分に返る」という法則のことを言い、「因果応報」「業」「原因と結果の法則」などとも言われます。
誰かを傷付ければ同じような形で誰かに傷付けられる。
また、誰かを助ければ、同じように誰かに助けられる。
良い事をした人には良い事が起こり、悪い事をした人にはきちんと罰が当たる。
それがカルマです。
そしてカルマは主に以下の三つに分類されます。
■行動のカルマ
「良くない行動のカルマ」殺生・暴力・盗み
「良い行動のカルマ」救助・看病
■言葉のカルマ
「良くない言葉のカルマ」罵倒・陰口・嘘
「良い言葉のカルマ」褒める・励ます
■気持ちのカルマ
「良くない気持ちのカルマ」嫉妬・嫌悪
「良い気持ちのカルマ」同情・思いやり
この良くない行動、言葉、気持ちのカルマは、よほど気をつけていないとたまりがちです(特に良くない気持ちのカルマ)
カルマの影響で病気になることはあり得る
これは今世はもちろん、過去世での行いで良くないものがあると、病気になることがあります。
ただし、病気というのは種類に限らず、比較的大きな罰です。
ですのでしてしまった悪業となるようなことも大きなものということとなります。
そして悪業が大きければ大きいほどに病気も長引きますし、先天的な持病へと繋がり、長期的に苦しめられることとなります。
良い行いが原因で病気のカルマが起きることもある
過去の良い行いが原因で病気のカルマが起きることもあります。
ですが最終的には、その病気がきっかけで良い結果へと繋がります。
とあるご相談者様は、過去の良い行いが原因で病気のカルマを背負われておりました。
発症していた病気は社交不安障害。
他人との関わりの中での注視される状況において、過度の緊張や不安、緊張を感じ、自分の意見をうまく表現できない状態です。
学校生活や仕事などさまざまな社会生活を円滑に送ることができなくなってしまう精神的な病です。
その方の過去の良い行いは動物愛護活動です。
保護犬や保護猫の殺処分を回避するために、保護施設や団体で犬のお世話、里親募集、事務作業など、様々な活動を無償で行っていたのです。
それなのにこんな病気をもらうなんてこの世に神はいないのか、あんまりな仕打ちではないか…
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
ですが社交不安障害になり、その方は一時的に引きこもるものの、そこで創作意欲や創作力が爆発し、数多くの作品を世に送り出すことができたのです。
その方は元々小説家志望だったのですが、小説は元々あくまで趣味として書いておりました。
しかし引きこもりになってからは小説どころではなくなり、未来への不安や恐怖で押しつぶされそうな日々を送られていたのです。
そんな折、私までご相談してくださったのですが、すぐに病気のカルマを背負われていることや、大変な創作力がある事に気づきました。
そこで
「今はとにかくその鬱々とした気持ちを小説にぶつけてみてはいかがでしょうか。
明るくて楽しいものばかりが小説ではありません。
ネガティブな感情が高まっている今だからこそ書ける作品があるはずです」
とアドバイスをいたしました。
その言葉をきっかけに再び筆をとり、感情の赴くままに執筆活動を続けたそうです。
そしてその結果生まれた作品が大ヒットすることになったのです。
また、話はそれだけでは終わりません。
それを皮切りに次々とヒット作品を世に生み出し、その方は富や名声を掴むことができました。
「あのまま無理やり社会復帰しようと焦っていてはこんな結果にはならなかったと思います。
今の私があるのは本当に先生のおかげです。
先生の言葉を信じてよかった」
と大変喜ばれておられました。
その成功体験がマインドも変え、徐々に社交不安障害の症状も収まっていったそうです。
私はきっかけを与えたに過ぎません。
この方の成功は、この方が発症した病気無くしてはありえなかったこと。
つまり、この方の成功は過去の病気のカルマからくるものなのです。
このように一時的には苦しい思いをしても、過去の良い行いからくる病気のカルマは最終的には良い結果につながることが多いのです。
病気のカルマを解消するには?
ここでの方法は病気を治すものではございません。
あくまで病気のカルマを解消する方法です。
ですが病気のカルマが解消されれば、縛られていたものが一つ消え解決の流れができることもございますので、試してみる価値は十分あるでしょう。
病気のカルマを解消するには、過去の信念を新しい信念へと書き換えることがとても重要です。
それにはアファメーションです。
こちらはなりたい自分になるための、言葉による引き寄せや自己暗示のこと。
「肯定的な自己暗示」「肯定的な自己説得」「肯定的な自己宣言」とも言われております。
特別なスキルは必要なく、皆様が日常的に使っている言葉や念を用いるため敷居も低く、誰でもできるのが特徴です。
言葉に出して言うことで、潜在意識に刷り込まれている過去の信念を置き換えることができます。
ですので必ず声に出して行っていきましょう。
声に出して唱えることは、声を使って良くないもののパターンを塗り替える作業です。
あなた様の声の響きにある音のトーンを使い、過去の良くないパターンを意図的に修正するのです。
強い波動は弱い波動を上書きします。
あなた様の過去の信念がどんなに強くて、それに執着されていても(実際そのような方は多いです)
強い意志を持ってアファメーションを行うことで、過去の信念を塗り替えることが可能です。
強い意志を持つ方法は、今までにない前向きなイメージを行うこと。
あなた様がカルマを解消し、望む人生を歩んでいる姿をイメージすることがとても重要です。
そしてそのイメージを思い浮かべながら、アファメーションを唱えましょう。
アファメーション作成のコツは、「私は」から始める文章を作ること。
そして「過去形」もしくは、「現在進行形」で文章を終わらせることです。
とあるご相談者様の例を一つ紹介いたしましょう。
そのご相談者様は過去の良くないことがわからないご様子でしたので、私の方で霊視をしてその良くないことを特定いたしました。
その良くない事は「裏切り」です。
詳細は伏せますが、その方は過去世で親友にあたる方に大変な裏切りを働いてしまったようなのです。
裏切りもまた大きな悪業となり、その方は今世においてその罰としてとある持病を抱えて生まれてしまったようでした。
そこで私の方で
「私は今世においては裏切りをしません。
また、裏切りからくる過去の因果をここで終わらせます」
といった文章を作成し、それを読んでいただきました。
このような過去に働いしてしまった良くないことをもう決して行わない、という宣言をしてから終わらせる宣言へとつなげるとより効果的です。
最後に
人生は積み重ねです。
今の自分は過去の自分がしたことによる結果が反映されております。
今苦しんでいるのであれば、過去世に何か良く無いことを積み重ねてきたのかもしれません。
今世では良いことを行っていたとしても、過去世で良く無いことを行っていればそれが今世にも引き継がれてしまい、今の現状を生み出すことになるのです。
つまり良いことを多く行っていれば良い今と未来へ。
良く無いことを多く行っていれば良く無い今と未来に繋がってしまうのです。
これが因果応報と言われていること。
未来を見据えて考え行動している方は多いですが、来世のことまで考えて行動している方は少数派でしょう。
しかし今の人生を終えてもまた新たな人生が訪れます。
ゆえに破滅願望を持って衝動的に生きたり、良くないことを繰り返すのは決して行ってはいけないこと。
本鑑定ではまず積み重ねてきた徳や悪行をチェックし、次に積み重ねてきた徳や悪業が今のあなた様に与えている影響を調べます。
そして徳の影響を強め、過去の悪業の打ち消しを試みます。
また、鑑定を進めていく中で必要と感じたアドバイスも行います。
悪業は誰でも大なり小なりあり、前世から引き継いでしまっている方も多いです。
今世では多くの方の模範となるような人生を歩まれているのに、過去世での悪業が原因で多くの不幸を呼び寄せてしまっている方も多いです。